【あらすじ】
典型的なニューヨーカーに恋人が出来、結婚して1年後に子供を授かり幸せになるハズが出産と同時にママが息をひきとり、ドラマは一転するという実話である。
馴れない子育てに混乱、とあるイベントで遅刻をしたクライアントのウィル・スミス(実名)の悪口を記者に発言し、職を失う。
7年間、故郷のニュージャージーで父親と友人の仕事を手伝う苦しい生活。
されど成長した娘も、父親も、仲間も、そんな彼と今の生活に誇りと信頼を感じている。
一人悶々とする主人公は昔の生活が諦められず出世を果たしたかつての部下に就職斡旋を依頼し、了承する。
面接日の連絡が入るがなんとその日は娘が愉しみにしていた学芸発表会の1時間前。
周囲の反対を押し切り、泣いて懇願、諦め顔の娘に後ろ髪をひかれながらも面接会社へ行く。
“パパの話では世界は2つある。ニュージャージーとニューヨーク”
花形の仕事場ニューヨーク。
故郷の田舎ニュージャージー。
文字は似てれど、全く違う。
この映画では仕事、家族の在り方がわかる。
まず最愛の人と出会う。
ともに生きともに幸せを誓い、
一緒になる。
やがて結婚し、2人の愛の結晶ができる。
そしてその結晶ができた時、
「最愛」は子供にいくのか。
妻がもし死んだとしたら??
作中のベン・アフレックが仕事優先で、子供をおじいちゃんにあずけているところがある。
世話を頼むというか、
完全に「お荷物」として渡している。
父親としての自覚。
だが、まだバリバリの会社員。
出世街道まっしぐらチーフには、ママなしの赤ちゃん生活は不可能だった。
しかし、
子供もまた愛する存在である。
慣れない育児。
「ニューヨーク」をクビとなり、
「ニュージャージー」にて退屈で不満な田舎の水道工事屋。
「お前とママがパパの人生を奪ったんだ」
こういわしめるほど、父親として追い込まれていたのだ。
といった父親も、
最後には転職面接を断って、子どもの学芸会に行きました。
それは憧れ、後悔の存在でもあった「都会の企業」への入社を蹴っての行動である。
それがゆえ意味がある。
ライフワークバランス・・・うーん・・
仕事が一番?
いやいや 家族の愛でしょうや。
20代の私は、今後この問題に是が非でもぶつかるのだから。
まぁあんなに都会で仕事したがってる父を周囲があんな否定するのもどうかと思うけどね。笑
故郷に居続けることを選んで、
最後はパパのパパ、おじいさんの「一人になりたくない」もクリアできたことになったし、
結果的にEveryboyハッピーになりましたね。
世界で一番「パパ」が好きは、ここにもかかっていたのかな?!
父ドナルドに捧ぐと映画の終わりのクレジットにもあったし。
はぁ、ふるさと、、、、いいなぁ。
いやぁ7歳になったガーティーの屈託ない笑顔、性格はほんと「愛娘」って感じが滲み出ている。
家なき子の安達祐実に似た子役のすごさを感じた。
ベン・アフレックの困り顔がたまらなくカッコイイ。
そして、ちょい役でマット・デイモンがいるのがビックリ。
そしてアルマゲドン(1998)で熱烈共演しているリヴ・タイラーとの絡みも。7年越しだな。