【タイトルとあらすじ】
「ディズニー魔法の会計」
東京ディズニーリゾートは、不況下の日本においても優良企業として認知されている数少ない企業のひとつ。しかし、「ビジネスモデル=儲かるしくみ」は知られていないのが現状です。本書では、「ディズニーリゾートのIR情報」を「会計学」によって分析し、「ディズニーの儲かるしくみ」をがわかるよう、白雪姫や人魚姫たちと一緒に解説していきます。
いわゆるフェルミ推定祭りの作品です
ディズニー魔法の会計のストーリーは、東京ディズニーランドの中での、ホントに魔法のような、数学の方程式講義。
気になる「あのお値段」も、こんな推測法さえあれば解けてしまう!?
ディズニーに関しては数々の感動的なエピソードやホスピタリティに係わる書籍がたくさん出ておりますが…、ここまで数字に特化したディズニー本はなかったでしょう。
これはまさに「フェルミ推定祭り」
ディズニー来園者の7割が女性で18歳以上の大人が同じく7割を占める。平均客単価は年々増嵩し2013年度は10,601円。
売上高4000億円で営業利益は800億円。負債残高1240億円。驚かされるのがディズニーを支える従業員の9割がバイト。年収は200万円。園で働いているほとんどの人がバイトであると・・・
以下略
一は全、全は一
☆☆☆☆ 経理関係の本を買おうと思ったけど良いのがなかったからとりあえず近くにあって買った本 ストーリー調で読みやすいし意外と色々なことを抑えられている 初心者向き
ストーリーに沿った問題や考え方の手順が綺麗に調和していた。ビジネス漫画のように読みやすい。その後編があっても面白そう。とりあえず同著の本を読もうと思う。
秦さんが書かれた前2作がよかったので、本作も…。
東京ディズニーランドでの、ホントに魔法のよぅな、
数々の感動的なエピソードやホスピタリティに係わる
書籍がたくさん出ておりますが…、本書では、そのような主観的な要素からではなく、
財務諸表(決算資料)を用いた客観的な要素から、
東京ディズニーランド(オリエンタルランド)の、
ビジネスとしての強みやビジネスモデルや戦略を、
基本的な財務諸表分析によって、評価しています。もちろん、本書は、
決して、オリエンタルランドの強みを、
つまびらかにすることが目的ではなく、
誰もが知る、東京ディズニーランドを題材として、
会計の基礎、特に財務諸表分析を勉強してみよぅ!っといぅもので…、
やはり、ビジネスマンやキャリアウーマンならば、
ゲストに夢と魔法を届け続けるための企業努力を、
数字を用いて客観的に評価することは、大切で…、
本書の内容のわかり易さは、秦さんならではです。それだけに…、できれば、第5話(最終話)も…、
東京ディズニーランドで、〆て欲しかったかな~。経理や財務部門以外の方に、特にオススメですね!