西尾維新「化物語」から、化けることの面白さを読み解く

【あらすじ】


『化物語』は21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に高校生の阿良々木暦が「怪異(かいい)」に関わった少女達と出会い、その怪異にまつわる事件を解決していく物語。

作者の西尾は「とにかく馬鹿な掛け合いに満ちた楽しげな小説を書きたかった」と語っており、ギャグやパロディ、メタ視点を交えた登場人物同士の会話に多くのページが割かれているのが特徴。


化け物はそばにいる

化物語という物語シリーズの1作目がある。作者は西尾維新。立命館大学出身の実力派作家。

最近だと、『掟上今日子の備忘録』がガッキー主演でドラマ化して、人気の作家になってますね。

そのはるか昔、
これは我々ゆとり第一世代が大学3年の就活が終わったころの話。
就活でもはじめっかー、まずは自己分析だなー、自分は何者なんだ
自分って、、、。
と出した答えを就活という場で晒し、結論が出たころ。
自分を問い詰めおわった時期である、2009年7月(大学4年の夏)にアニメがスタートした。
こんなナイスなタイミングで、
就活の疲れをいやすため、夜更かし時間帯の奇抜なアニメでした。
アニメ感が変わりましたね。衝撃うけましたね。
こんな会話のテンポある、言葉だらけのアニメ。
新時代の幕開けでした。
そうか、疲れた現代人にとってはある意味流し聞くような、ラジオのような感覚のメディアも心地いいのかもしれないと思う、今日この頃。