各作品タイトルとあらすじ
ドラマスペシャル『世にも奇妙な物語’16春の特別編』
▽通いの軍隊
『通いの軍隊』前島啓一郎(西島秀俊)が住む日本では、ニュー・イバラキ」が日本からの独立を宣言し政府軍との戦いが続けられている。前島が勤める会社が納品したライフルに不具合があり謝りに行くと、そこはサラリーマン化した戦場。前島を驚くべき結末が待っていた…。
▽夢みる機械
『夢みる機械』野間崎健二(窪田正孝)は漫画家になる夢を抱きながら作品を描き続けているがなかなか認められない青年。いつものように母親と言い争った際、驚きの事実が明らかに…。
▽クイズのおっさん
『クイズのおっさん』古賀三郎(高橋一生)はクイズ番組に出演する。クイズで優勝した三郎に与えられた賞品は、優勝賞金100万円そして「クイズ1年分」。翌日からクイズを出題するナゾのおっさん(松重豊)が現れる。
▽美人税
『美人税』財政が逼迫する中、日本政府は「美人税」を導入する。美しい愛子(佐々木希)の美人税は20%と高額。「美人税」が思わぬ事態を次々と巻き起こしていくのだった…。
美を求める心
特に面白かったのが、美人の価値観が変わった、 美人税。
美人ってなんだろう?
平安時代は眉毛が極太のゆりやんレトリィバーみたいな女性が持てたと聞くし。
たとえば僕は、鼻が高い人、胸がふくよかな人、お尻が出ている人、目が切れ長の人が美しいと思える。
でも友達A君は、小柄で、ぱっちり目で、〇〇がまな板みたいな人を美しく感じている。
ありえないな。自分からしたら。
共通して美人税を備える事は、現実で可能なのか?
今回の主演女優はもちろん、僕からは美人に見えた。
みんなそう思ったのか?
最後のドラマの描写、数年後の世界に「あなたは美人ではない」という通達を受けた女性の衝撃は、実に痛快だった。
なるほど。時代の流れか。
たとえば今、僕の好きなタイプの女性像のほうが友人グループの中で美人認定されたとしても、10年後には友達A君の価値観が普及するかもしれない。
なんだ。タイミングかよ。
大学生がよく言う
「あたしの彼、イケメンでしょー。」
って自慢は、なんの意味もない事だ。
時代が追いつくのを、待てば良いのだ。