ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったらは話芸の教科書

【タイトルとあらすじ】


「Man of the year」ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら・・・(2006)

トークショーの司会者であるトム・ドブスは、辛口な政治ネタで視聴者の人気を得ていた。そんな彼がひょんなことから、次期大統領選挙に出馬することになる。

一方、今回の選挙から導入されることになった電子投票システムを開発したデラクロイ社の女性社員エレノア・グリーンは、選挙戦直前にシステムに重大な欠陥があることを発見する。

彼女は急いで上司に報告するも、上司は問題の隠蔽を命じるのだった。そして、その欠陥が原因でトムが実際に当選してしまう。

事態を重く見たエレノアは、トムに近づき真実を語ろうと考えるが、デラクロイ社は彼女の口封じを企んでいた。


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「Mr.トーク」

ジョーク、頭の回転、たとえ話、毒舌。

話術にとって重要と言われるであろうあらゆる要素をつかんで「話をするということ」が彼の強さ。ユーモアは世界を制する。

そして彼は人の心をつかむ。

圧倒的に人を楽しませて、支持も得てみんなから羨望の眼差しで見られる状態。VIVA大統領。

映画のラスト、最後に彼はそれを捨てて彼らしい舞台に戻った。

大統領に不満はないが、満足もなかったからだ。

王をいじる立場。

何者にも属さずに、言いたいことを言える素晴らしさ。支配されないこと。「この世で1番自由なやつが海賊王だ」ととあるカリブの海賊は言っていたが、まさにそうだ。

私もいつか何者にも支配されずに、ぐーたらうんちくたれて、生きてみたい。

(なんかガガガSPの「明日からではなく」の歌詞みたいになったな笑)

最後に作中のプチっと名言をどう

「私は王をいじる立場の人間だ」