「ノリつっこまない芸」
松本人志が命名した誰も傷つけないそして、面白い前代未聞の芸風である。
悪くないだろう。
ボケ「どうもーペコパのシュウペイでーす」と言って松陰寺の目の前に出てわざと被る
ツッコミ「いや、かぶってるなら俺がよければいい」
ボケ「ぶぅーん、どぉーん!」といって松陰寺にタクシー役がぶつかる
ツッコミ「いってぇな、ってどこ見て運転してんだよって言えている時点で無事でよかった。
そうだろう、無事であることが何より大切なんだ」
ボケ「ぶぅーん、どーん!」といって松陰寺にタクシー役がぶつかる(2回目)
ツッコミ「いや、2回もぶつかるってことは俺が車道側に立っていたのかもしれない。
もう誰かのせいにするのはやめにしよう」
彼らの漫才には優しさがある。そして人生を楽しもうとする気概も感じる.
漫才とは、ぼけて歪んだ思考(世界)を正すことでそのいとおかしな流れが笑顔を生んできた。
しかしぺこぱの歪んだ考えはそのままの、「そういう考え方もあるのかもしれない」と一度腹に落とすものだ。
「腑に落ちない」はありえない、とでもいおうか。全ての言動は前に前にポジティブに。
ツッコむことで止まらせない。進行方向ずっと前!の展開だ。
私はこの考えはお笑いの世界ではなく、実生活にこそ活きると感じている。
不協和音の続く現代こそ「摩擦を起こさないリラックスした余裕ある対応」が必要じゃないのか。
昔ネガティブをポジティブに置き換える「ネガポ辞典」という本があったのを思い出した。
怒る瞬間の抑制術、アンガーマネジメントが一世を風靡している。私の周りでも受講したという同僚が何人も出始めている。いつだってプラス思考でいたい。
実生活応用例
<会社>
「○○さんが外出でいないからこの資料代わりにやっといて。今日中に修正してね。」
「なんで俺だけいつもーーー頼ってくれてありがとう。助け合うことでいいチームになる。今度は逆に○○に助けてもらえる。悪くないだろう。」
仕事でよくある場面ですね
<告白した後>
「ごめん!そういう感じで一緒にあそんでたんじゃないの・・・勘違いさせてごめんね」
「おい、勘違いさせるような言動ーーーーーー幸せな時間をありがとう。男として認められた経験ができたよ。そして女性の事を圧倒的に理解できた。悪くないだろう。」
恋愛でよくある場面だね
というか悪くないだろうは万能すぎる笑
悪くないだろうの言葉だけを切り取ると、若干上から目線のワードに聞こえるが
「心の声」でつぶやくなら悪くないだろう。達観して物を見れる感覚だ。
今、世界ではコロナショックで気が気でない人も多い。
そういう時こそ、ぺこぱの考え方が必要である。
<番外編 元気になる?芸人名言>
・ちっちゃいことは気にしない、わかちこ!わかちこ!(伝説の明るさ ゆっぴー)
・ばばあの罠→じじいの優しさ(シソンヌ)
・整いましたー!(ねずっち 元気の良さと単純さが笑)
・そのほか募集中