【タイトルとあらすじ】
「海がきこえる」(1993)
地元を出たことの無い高校生・杜崎拓が東京からの転校生・武藤里伽子に恋をする物語で高知市を主な舞台としている。
東京の私立大学に合格した杜崎拓は、上京し、一人暮らしを始めた。
そんな折に偶然、拓は持ち物の中からハワイでの修学旅行で撮られた武藤里伽子の写真を目にし、里伽子との思い出を回想する。
そして、拓の大学生活が始まるのだった。
「ある地方の1990年代初期のとある懐かしい物語」
高知という田舎に新しい風を巻き込んだ。東京から来た人間の放つ、「方言にぞっとした」 ってすごい描写やな。確かに「標準」の中で育った人間からしたら、その異端はとてもぞっとするものなのかもしれない。(ただ逆に高知人からしたら東京弁はひどく冷たく感じられると思うぞ)
中高一貫・お泊り旅行・同窓会・東京での再会
様々な青春キーワードが私みたいなおっさんをキュンキュンさせる。
DVD付属の制作秘話VTRも見た。
1993年制作を終えたスタジオジブリ若手5人のロケ班
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2003年の久々の座談会時
「何も変わっていなかった」当時市場調査したモチーフの街並みのきれいさは残っていたらしい。
若手チーム「舞台が高知で決まってるんだから現場にいかなきゃ」
宮崎駿や高畑勲ではできなかったであろう、その意味が分かるフレッシュさ香る映画である。
作中のプチっと名言
バカ!アンタなんて最低よ!