東証一部上場企業に滑り込み入社できた私が、就活の極意を考える、笑顔の大事さ

【あらすじ】

「就活のバカヤロー」 初版発行: 2008年11月


「就職活動は大いなる茶番劇」
就職活動(通称「就活」)をテーマに、企業の人事部や大学の教職員、就活中の大学生らに徹底取材したあと、腹の底から出てきたのがこのひと言だ。「私は納豆のようにねばり強い人間です」と、決まり文句を連呼する〝納豆学生〟

「企業は教育の邪魔をするな」と叫ぶわりに、就職実績をやたらと気にする〝崖っぷち大学〟、営業のことを「コンサルティング営業」と言い換えてまで人材を獲得しようとする〝ブラック企業〟――

「企業と社会の未来をつくる行為」「学生 個々人が未来に向けて大きな一歩を踏み出す行為」であったはずの就職活動は、いまや騙し合い、憎しみ合いの様相を呈し、嫌悪感と倦怠感が渦巻く茶番劇に成り下がった。さて、いったい誰が悪いのか? 就活の悲哀と欺瞞を徹底リポート。     


就活は醜活。人事部だってただのおじさんの集合体

この本を読んでとてもリンクする自身の思い出がある。

2009年の5月、 多分俺はこのとき人生で一番素敵な「笑顔」になれていたと思う。 私が就職内定を得た日である。幸せなことに今もその企業で勤めさせていただいている。

遡る事最終面接。面接の前には、 「君は話す内容がロジカルでないし、うんぬんかんぬん・・・」とか 「言いたいことを暗記してスラスラ言えるように、うんぬんかんぬん・・・」とか 「TOEIC700点なきゃきついな」とかいう就活対策アドバイスが世に溢れて不安に駆られていたけど、それよりももっと基本的なもので勝負しようと誓ったことがあった。

満面の笑みで会話をすることだった。

資格欄に『普通自動車運転免許(AT限定)』のみ燦然と輝く俺が言うんだ間違いない。笑  

俺は言いたい。

後輩にあの頃の勘違いやろうだった俺に、 俺は言ってやるんだ。

「笑顔ほど簡単に誰にでも愛されるものはないんだ。」 と。

真顔のバカヤロー。とにかく笑えれば、最後に笑えれば

この世で笑うことができる動物は人間だけらしい。

笑いは相手に対し敬意と敵意がないことを表す。

となれば、この習慣上から考えるべきことがある。

目上の面接官に笑顔を見せるということは 当然であり必然になる。   というか就職面接における笑顔は以下の通り最強の武器だ。

メリット

・度胸、余裕を見せつけれる 

・プラス思考で生きてるように思われる 

・口角が上がり、発声しやすくなることで、いい声が届く

 ・会話が弾む弾む

デメリット

・顔筋を使うことで普段+2キロカロリーを消費する(ナンセンス)  

・・・・百利あって一害なし。

いや、もう笑ったら勝ち。笑えなかったら負け。

周りの就活生が緊張でひきつる顔の中で笑えたら、それだけで輝いてみえるもんね!!   どうしても笑顔が難しい時は 「あの人事ハゲかけてんなぁ」、とか 面接官を小ばかにするような気持ちで挑むようにしたこともあったな。(よいこはマネしちゃダメ)

笑ってた。とにかく俺は笑ってた。

もしも機械が採点してるんだったら、学歴や資格、綺麗な文字の字面の装備だけがものをいうだろう。

でも人間が評価をしている以上、外見の雰囲気やオーラも絶対条件だ。  

現代の就職活動面接において、他者から抜きん出るために 独自性を出さないといけないらしい。 自分はこうこうこういう人間である、とするらしい。

でも俺は考える。

みんなそれぞれ「オリジナルスマイル」を持っているじゃないか、と。  

笑顔の効果は量り知れない。

茶番の自己PRじゃなくて、 茶番の片言セリフでなくて、 その素敵なオリジナルの笑顔が、会社のイメージに会えば採用、

そんな時代が来てもいいんじゃないだろうか。

究極の話、笑顔採用だ。笑

「就活のバカヤロー」という本がすごい売れ行きなのを証拠に、みんなが就活を茶番と思っているならそんな新しい時代もおもしろい。

もちろん、オンライン面接で、だ。