「砂漠」伊坂幸太郎が描きたかった、アンチヒーロー。社会に馴染まないありのままの大学生西嶋

【あらすじ】


入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。

自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。


不器用で、でも天才感覚の、そんな彼の性格が一発でわかる名言

「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」

なんて発言だよ。。。。カッコよすぎるよ。

でもね、これがヒーローなんですよ。きっと。

ゆとりといわれる、周りの目を気にしすぎて、身動き取れなくなってし余っている多くの同世代のヒーローかもしれないっすよ。

いや、正確に言えばヒーローではない「アンチヒーロー」。 個性が欲しいっす。

個性て何だ?